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外壁を手でなでたら、手のひらに白い粉がついた。これがチョーキング(白亜化)です。
調べると「塗り替えの合図です」で終わる説明が多いのですが、知りたいのはその先だと思います。何年で起こるものなのか。粉は落とせるのか。落としたら直るのか。放置するとどうなるのか。塗ってから5年で出たのは普通なのか。
先に結論です。チョーキングは汚れではないので、落としても直りません。手についた白い粉は外から付着したものではなく、塗膜そのものが分解して出てきた粉です。洗って粉が消えても、分解した塗膜は元に戻りません。やることは「粉を落とす」ではなく「塗り替えるかどうかを決める」になります。
いつ決めるかの目安には、公的な数字があります。国土交通省のガイドラインは外壁塗装の修繕周期を雨掛かり部分12年・非雨掛かり部分15年としています。同じ家でも面によって違う、という意味の数字です。
どの面がどの程度進んでいるかは、写真では判断できません。4面を見てもらうのが確実で、点検と見積もりは無料で頼めます。
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チョーキングとは|塗膜の樹脂が分解し、顔料が粉になって出てくる現象
正式には白亜化(はくあか)と呼びます。英語のchalking(チョークのようになる)からきた言い方で、塗料や塗装の資料では白亜化のほうが使われます。「チョーキングとは外壁にできる現象ですか」という聞き方をされることがありますが、起きているのは外壁材ではなく、その上に塗られた塗膜です。
原因|樹脂が分解して、中の顔料が露出する
塗膜は、色のもとになる顔料を樹脂が包んで壁に固定した構造をしています。日本ペイントの技術資料は、この樹脂が紫外線・酸素・水分・その他の化学物質によって分解し、包まれていた顔料が粉となって表面に現れる現象として白亜化を説明しています。表層が次第に劣化し、元の色より白くなって粉状に消耗していく、という書き方です。
原因が紫外線だけではない点が大事です。日当たりのいい面から先に出るのは確かですが、酸素と水分も効いているので、日陰の面でも時間が経てば進みます。「北側だから起きない」ということにはなりません。
そして、ここが「落としても直らない」理由につながります。粉は塗膜の一部が壊れたものなので、拭き取るとその分だけ塗膜は薄くなります。色あせや汚れのように表面に乗っているものではありません。
手で触って確認する|乾いた日に、4面すべてをなでる
確認の仕方は一つだけです。晴れて外壁が乾いている日に、手のひらで壁を10〜20cmなでます。力は入れなくてかまいません。
- 指先にうっすら色がつく:始まっている段階
- 手のひらが白くなる:はっきり進んでいる
- なでた跡が壁に残る:相当進んでいる
注意点が2つあります。雨上がりは避けてください。粉が雨で流れていて、実際より軽く見えます。それと、濡れた手や濡れ雑巾で確認しないことです。水を含むと粉は見えにくくなります。
もう一つ、1面だけで判断しないこと。次に書くとおり、チョーキングは面によって進み方が違います。南・東・西・北の4面を回ってなでてください。玄関側しか見ていなくて、裏の南面だけ進んでいた、ということが起こります。
チョーキング現象は何年で起こりますか
「何年後に発生するのか」を一つの数字で言うことはできません。前に塗った塗料の樹脂と、その面が受ける紫外線と雨の量で変わります。ただ、計画の目安として使える公的な数字はあります。
国の資料にある周期は12年と15年
国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」(令和6年6月改定)の標準様式は、推定修繕工事項目の修繕周期の参考例として、外壁塗装を次のように分けて示しています。
| 項目 | 塗替 | 除去・塗装 |
|---|---|---|
| 外壁塗装(雨掛かり部分) | 12年 | 24年 |
| 外壁塗装(非雨掛かり部分) | 15年 | 30年 |
この表の読み方で注意すべき点が2つあります。
1つめは、これは区分所有者が自ら居住する単棟型のマンションを対象にした資料で、戸建て住宅の基準ではないことです。国が戸建ての外壁塗装について周期を定めた資料は確認できませんでした。
2つめは、同じ建物の外壁を「雨掛かり」と「非雨掛かり」に分けて、3年の差をつけていることです。雨と日射が直接当たる面と、当たらない面は別物として計画する、という考え方がここに入っています。
戸建てでは、南面と西面から先に白くなる
上の考え方を戸建てに置き換えると、こうなります。
- 先に出る面:南面と西面、軒の出が短い面、2階の上部、ベランダの手すり壁の外側
- 遅れる面:北面、軒下、下屋や庇の下に入っている部分、隣家が近くて日が当たらない面
「家が何年目か」で考えるより、「この面が何年ぶん紫外線と雨を受けたか」で考えるほうが実際に合います。南面だけ12年相当に進んでいて、北面はまだ、という状態はよく起こります。
ただし、塗り替えるときに1面だけ塗ることは普通しません。足場を組む費用が面ごとに分けられないからです。判断は「いちばん進んでいる面」で決めることになります。
塗料の樹脂によっても変わる
アクリル・ウレタン・シリコン・ふっ素・無機で持ちが違う話は、塗料メーカーが公表している期待耐用年数とあわせて外壁塗装で一番いい塗料は?と外壁塗装は何年ごと?に数字を載せました。前回どの塗料を使ったか分からない場合は、当時の見積書か契約書に製品名が書かれていないか探してみてください。
PR4面を見てもらって、どの面がどの程度か、塗り替えの範囲と仕様を出してもらう方法は3つあります。(一括見積もりサイト比較)
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外壁塗装をしてから5年でチョーキングするのはなぜですか
5年は早すぎます。経年劣化として受け入れる前に、工事の側に原因がある可能性を考える段階です。考えられるのは次のようなものです。
- 希釈過多:塗料を規定より薄めて塗った。塗る面積を稼げるので、量をごまかす方法として起こります
- 下塗りの省略・不適合:下塗り(シーラー・プライマー)を入れなかった、または下地に合わないものを使った
- 乾燥時間の不足:前の工程が乾く前に重ねた
- 樹脂の選び方:日本ペイントの資料は、エポキシ樹脂系の塗料は紫外線に弱いとしています。紫外線が当たる外壁の仕上げに紫外線に弱い樹脂が来ていれば早く出ます
この場合、業者が出した保証書とは別に、法律上の権利があります。塗り替え(リフォーム)の場合と、新築から10年以内の場合で根拠が違います。
塗り替え工事の場合|民法637条、気づいてから1年以内に通知
請負契約の目的物に契約不適合があった場合、民法637条1項は、注文者がその不適合を知った時から1年以内に請負人へ通知しないと、履行の追完(やり直し)・報酬の減額・損害賠償・契約の解除を請求できなくなると定めています。
起点は「引渡しから」ではなく「知った時から」です。塗装から5年後に気づいたのであれば、気づいた日から1年が期限になります。電話で言っただけだと記録が残らないので、通知はメールか書面で、日付が残る形にしてください。
同条2項には例外があります。引渡しの時に請負人がその不適合を知っていた、または重大な過失によって知らなかった場合は、この1年の制限は適用されません。希釈して塗ったことを施工側が分かっていた、というような場合がここに当たりえます。
塗り替えになる場合、先に金額の幅を知っておくと、急かされても自分の判断を保てます。
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新築の引渡しから10年以内の場合|品確法94条。外壁は対象部位に入っている
新築を建てた業者の工事が原因である場合は、期間の枠が別にあります。住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)94条1項は、住宅を新築する建設工事の請負契約において、請負人は注文者に引き渡した時から10年間、構造耐力上主要な部分または雨水の浸入を防止する部分として政令で定めるものの瑕疵について、民法の担保責任を負うと定めています。
外壁がここに入るかどうかは、同法の施行令5条に書かれています。同条2項1号は「雨水の浸入を防止する部分として政令で定めるもの」として住宅の屋根若しくは外壁又はこれらの開口部に設ける戸、わくその他の建具を挙げています。つまり外壁は対象部位です。
さらに94条2項は、この10年の責任に反する特約で注文者に不利なものは無効としています。契約書に「外壁の保証は5年」と書かれていても、瑕疵に当たるものについて10年の責任を5年に縮める部分は効きません。引渡しから10年以内の責任の話は外壁からの雨漏りに詳しく書きました。
ここで正確にしておきたいのは、どちらの条文も「瑕疵」「契約不適合」であることが前提だということです。塗料の持ちどおりに12年目で出たチョーキングは経年劣化であって、瑕疵ではありません。保証や法律で直してもらえる話にはなりません。保証の対象になるもの・ならないものの線引きは外壁塗装の保証にまとめています。
チョーキングの落とし方を探している人へ|落ちるが、直らない
落とし方そのものは簡単です。水で濡らしたスポンジかブラシでこすれば落ちます。塗り替え工事でも、最初にやるのは高圧洗浄で粉を落とす工程です。
問題は、落としたあとどうなるかです。
- 落とした直後:白い粉はつかなくなる
- 数か月から1年後:また粉が出る
- 落とした分:塗膜はその分だけ薄くなっている
表層が分解して粉になっている状態なので、粉を取れば次の層が出てきます。その層も同じ条件にさらされているので、同じように分解していきます。洗浄は塗り替えの準備としては必ず必要な工程ですが、それ単独では対策になりません。「対策は」と調べて洗浄にたどり着いた場合、やるべきことは洗浄ではなく塗り替えの判断です。
一つだけ、洗うことに意味がある場面があります。どの面がどの程度進んでいるかを見てもらう前に、汚れと粉を一緒にしないことです。カビや藻、雨だれの汚れは洗えば落ちて戻りません。粉は洗っても出てきます。この違いで、汚れなのか塗膜の劣化なのかを切り分けられます。
外壁のチョーキングをDIYで補修するにはどうしたらいいですか
自分で塗る場合の補修方法を、工程だけ正確に書きます。チョーキングが出ている壁に塗るときは、最低限これが必要です。
- 粉を完全に落とす。高圧洗浄か、手洗いでブラシを使う。粉が残った上に塗ると、塗料が粉ごと浮いて数年で剥がれます。ここを省くと工程全部が無駄になります
- 完全に乾かす。濡れたまま塗ると密着しません
- 下塗りを入れる。劣化した下地は塗料を吸い込むので、シーラーやプライマーで止めます。チョーキングが出ている壁は吸い込みが強く、下塗りの省略がいちばん効く失敗になります
- 上塗りを2回。1回では膜厚が出ません
自分でやる範囲の線引きははっきりしています。手が届く高さ(1階の一部、物置、塀、門柱)までです。2階を含む壁一面は足場が必要になり、はしごや脚立で外壁を塗る作業は落下事故が実際に起きている作業です。足場の費用と日数は外壁塗装の足場に書きました。
もう一つ、仕上がりの話です。部分的に塗ると、その部分だけ色が新しくなって境目が目立ちます。色をそろえたいなら面単位で塗ることになり、面単位になると足場の話に戻ります。
外壁のチョーキングを放置するとどうなる
段階で整理します。
| 段階 | 起きること |
|---|---|
| 1. 見た目 | 色あせ、くすみ、雨だれの筋 |
| 2. 防水機能の低下 | チョーキング、外壁材が水を吸う |
| 3. 下地の劣化 | ひび割れの拡大、目地切れ、塗膜の剥がれ、外壁材の反り |
| 4. 浸水 | 雨染み、雨漏り、下地材の腐朽 |
チョーキングは2の段階、つまり見た目の問題から防水の問題に変わる境目にあるサインです。「チョーキングは劣化のサインですか」という質問への答えはそのとおりで、塗膜が下地を守る役目を終えつつあるという情報です。
ただ、出た翌日に雨漏りするものではありません。あわてる必要はなく、季節や予算の都合で時期を選ぶ余裕はあります。急かされている場合の考え方は外壁塗装はまだするな?に書きました。
工事の範囲も段階で変わります。1と2なら塗装だけで足ります。3に入ると下地補修が足され、4まで行くと外壁材の交換や下地材の補修になります。金額が変わるのは2から3に入るところです。すでにひび割れが出ているなら外壁のひび割れ補修、目地が切れているなら外壁のコーキングを先に見てください。
下地の補修まで入る段階なら、塗装だけを扱う会社より、リフォーム全体を見られる会社のほうが話が早いことがあります。
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チョーキングの程度はどの程度か|JISに等級の付け方がある
「程度はどの程度か」を測る方法は、日本産業規格に定められています。
JIS K 5600-8-6:2014「塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)」です。1999年4月20日に制定、2014年3月20日に改正され、2023年10月20日に最終確認されています。
適用範囲は、塗膜の欠陥の量・大きさ・均一な外観変化の程度を等級で表示するシステムにおいて、テープ法によって白亜化の程度を標準の写真(図版)と対比して等級付けする方法を規定したもの、とされています。テープを貼って粉を採り、規格の標準写真と見比べて等級を決める、という手順です。
ここから出てくる実務上の線引きは、はっきりしています。
- 自分で判断できるのは「粉がつくか/つかないか」まで。手触りで等級は決まりません
- 程度を数字で言うには、標準写真との対比が必要。つまり現地で見てもらう作業になります
診断書や調査報告書に白亜化の等級が書かれている場合は、この規格で判定した数字です。逆に、見積書に「チョーキングあり」とだけ書かれている場合は、どの面がどの程度なのかを聞いてください。4面すべてが同じ程度だということは、まずありません。面ごとに書けない業者は、4面を見ていない可能性があります。
見積書で何を確認するかは外壁塗装の見積もりに、金額が適正か第三者に見てもらう方法は国交省指定窓口で建築士に無料で見てもらう方法にまとめました。
チョーキングしない外壁・しにくい塗料はあるか
日本ペイントの技術資料は、白亜化の対策としてチョーキングしにくい樹脂系の塗料を選ぶことを挙げ、具体例としてふっ素樹脂塗料・シリコンアルキド塗料・ポリウレタン樹脂塗料を示しています。逆にエポキシ樹脂系は紫外線に弱いとしています。あわせて、部位ごとの紫外線量の多少によって適切な塗装系を選ぶことも挙げられています。
これは先に書いた「面によって進み方が違う」という話と同じ方向です。南面と北面で同じ塗料を使う必要はない、という考え方が資料の側にもあるということです。ただ、戸建ての塗り替えで面ごとに塗料を変える見積もりは一般的ではないので、希望する場合は自分から言う必要があります。
外壁材の側から言うと、塗装で仕上げていない外壁には塗膜のチョーキングは起きません。タイルや樹脂サイディングには塗膜がないので、劣化するのは別の部分(目地やシーリング)になります。外壁材ごとに何が劣化するのかは外壁塗装はまだするな?に整理しました。
チョーキングしやすい外壁の色はあるのか
色とチョーキングの関係を示した公的資料・メーカー資料は見つけられませんでした。濃い色ほど色あせが目立つ、という話とは別の問題なので、色あせのしやすさの資料をそのまま当てはめることもできません。
資料から言えるのは色ではなく条件のほうです。チョーキングしやすい外壁は、紫外線量の多い面にあり、紫外線に弱い樹脂が使われている壁です。日本ペイントの資料が挙げているのはこの2つで、色については触れられていません。塗り替えのときに色で悩んでいる場合、チョーキングのしやすさは判断材料に入れなくてよい、というのが現時点で言える範囲です。
この記事で確認できなかったこと
- チョーキングしやすい色・しにくい色。色あせのしやすさについては資料がありますが(外壁塗装の色)、白亜化の進み方と色の関係を示した公的資料・メーカー資料は見つけられませんでした
- JIS K 5600-8-6の等級が何段階に分かれているか。規格の名称・適用範囲・制定改正日は日本規格協会のページで確認しましたが、等級の段階数は規格本文を見る必要があり、本文は確認していません
- 戸建てを対象にした外壁塗装の修繕周期の公的な数字。確認できたのはマンションを対象にしたガイドラインのものだけです
- 白亜化による膜厚の減少量。鋼橋の塗膜について扱った論文を1件見つけましたが、取得できなかったため内容は参照していません
- 粉そのものの安全性。顔料が粉になったものですが、健康影響について述べた公的資料は確認していません
よくある質問
Q. 外壁のチョーキング現象は何年で起こりますか
A. 前に塗った塗料の樹脂と、その面の向きで変わります。国交省のガイドラインの参考例は雨掛かり部分12年・非雨掛かり部分15年です(マンション対象)。戸建てでは南面・西面から先に出るので、4面をなでて確認してください。
Q. 外壁にチョーキングをしたらどうなる?
A. 触ること自体に実害はありません。手と服に白い粉がつくだけです。黒っぽい服だと目立つので、確認するときは気をつけてください。粉そのものの健康影響を述べた公的資料は確認していないので、触ったあとは手を洗ってください。壁の側も、触ったことで進むわけではありません。
Q. 外壁のチョーキングの落とし方は
A. 水で濡らしたスポンジかブラシでこすれば落ちます。ただし落としても塗膜の劣化は戻らず、数か月から1年でまた出ます。落とすこと自体は補修になりません。
Q. 外壁のチョーキングを放置するとどうなりますか
A. 塗膜の防水機能が落ちた状態が続き、外壁材が水を吸うようになります。進むとひび割れの拡大、目地切れ、塗膜の剥がれに至り、ここから先は塗装だけでは済まず下地補修が足されます。出た翌日に雨漏りする性質のものではありません。
Q. 外壁塗装のチョーキングは保証対象ですか
A. 年数どおりに進んだものは経年劣化として免責に入っていることが多い症状です。一方、塗装から5年などで出た場合は契約不適合を疑う段階で、民法637条や、新築10年以内なら品確法94条の話になります。保証書の免責条項の読み方は外壁塗装の保証にまとめました。
Q. チョーキングしない外壁はありますか
A. 塗膜がない外壁(タイル、樹脂サイディングなど)には塗膜のチョーキングは起きません。劣化する場所が目地やシーリングに変わるだけで、メンテナンスが要らないという意味ではありません。
Q. 自分でできる対策はありますか
A. 出てしまったチョーキングを自分で止める方法はありません。次に塗るときに、紫外線に強い樹脂を選ぶこと、紫外線量の多い面の仕様を落とさないことが対策になります。
まとめ
- チョーキング(白亜化)は、塗膜の樹脂が紫外線・酸素・水分などで分解し、中の顔料が粉になって出てくる現象
- 汚れではないので落としても直らない。洗えば粉は消えるが、数か月から1年でまた出る
- 確認は乾いた日に手のひらで4面すべてをなでる。雨上がりは軽く見える
- 国交省ガイドラインの修繕周期は雨掛かり部分12年・非雨掛かり部分15年(マンション対象)。戸建てでは南面・西面から先に出る
- 塗装から5年で出たら経年劣化ではない可能性。民法637条1項は知った時から1年以内の通知、新築10年以内なら品確法94条1項(外壁は施行令5条2項1号の対象部位)
- 程度の等級付けはJIS K 5600-8-6にテープ法として定められている。自己判断は「つくか/つかないか」まで
- 急ぐ症状ではないが、下地の劣化に入ると金額の段差がある
チョーキングは「どの面がどの程度か」で見積もりの中身が変わる症状です。2社以上に同じ条件で出してもらうと、面ごとに程度を書く会社と「下地処理一式」で済ませる会社の差がはっきり出ます。
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